自分らしく自由に生きる

仙台市(宮城県)で子育てしながら働くママです。おいしいもの、おすすめ本、心理学について発信します。

2011/03

仙台の働く女性の幸せライフナビゲーター南部まゆりです。

停電の夜の続きです。

地震の日の翌日2011年3月12日土曜日です。

かなり余震があった割には、けっこうぐっすり寝ました。
疲れていたのか、私ってタフなのか・・・?

朝起きて、携帯電話の電波が通じないことに愕然としました。
停電なので、もちろん家の電話も使えません。
ネット回線もダメ。

身近な人の安否確認はだいたい出来ているので
電話がなくてもなんとかなるのですが、
電話が通じないってかなり不安になりますガーン

さらに水が出なーい!!

昨夜、どうして水を溜めておかなかったんだろう
と後悔してもすでに遅し・・・汗

朝9時前に、小学校で給水するとのお知らせがありました。
お知らせをしてくれたのは、地区会長さんのようです。
こんな時に家を回って知らせてくれるってありがたいです。

家にある容器をかき集めて、小学校へ向かいました。
小学校のプールの水を、非常時には飲料水として使用できるようです。
いまのプールってスゴイですね。

校長先生や有志の人たちが準備を進めています。
先生たちはひと晩小学校に泊まったようです。

給水初日だったので、もらう側も配る側も
イマイチ段取りがわからず、もらえるだけもらって来ました。

こんな時に、水を配る準備をする人たちは
本当にスゴイと思いましたラブラブ

水をもらう風景だけ見ていると
土曜日ののどかな午前中です。

そういえば、津波はどうだったんだろう?
いつもは仙台市と名取市が一望できる小学校ですが
火災の影響か全体的にもやがかかっていてよく見えません。

この時は海側がまさかあんなにたいへんなことになっているとは
少しも想像していませんでした叫び

仙台の働く女性の幸せライフナビゲーター南部まゆりです。

地震直後からの1時間の続きです。

会社から自宅までは、約7キロです。
大きな通りは渋滞とラジオで流れていたので、
裏道を通って車を走らせました。

ところどころ、水が噴き出していて
信号が停止しています。
建物が崩壊という話を聞いていましたが
私が通った道は、いつもと大きくは変わりませんでした。

本当にあんなに大きな地震があったのだろうか?
と思いましたが、やはり余震が続いています。

家へ戻ると、子供たちは学校から帰宅していましたニコニコ
我が家はたまたま高台にあり、場所的にあまり揺れない地域なので
小学校と自宅の被害はほとんどありませんでした。

停電していますが、水は出ます。
トイレも大丈夫でした。
ここで安心していまい、
うっかり水を溜めませんでしたガーン
水は出るうちに溜めないとダメですね。

万が一水が出なくなったら困ると思い、
トイレも出来るだけ流さず、節水しましたが
まさか次の日からしばらく水が出なくなるとは思いませんでした。

夜までには、連絡が取れる人とは
メールやツイッターを通じて安否確認が出来ました。

余震が続いている為、ろうそくは危なくて使えません。

我が家は地震への備えが全くと言って良いほどなく
あわてて探してきた懐中電灯とラジオを出しました。

懐中電灯を頼りに、偶然その日に買っておいた
パン屋さんのパンをみんなで食べました。

その時もまさか、今後食料がなかなか手に入らなくなるとは
まったく想像が出来ませんでした。

停電も1日ぐらいで復旧するだろう、
月曜日からは普通の仕事に戻れるだろう、
という軽い気持ちでした。

ラジオから流れる地震の被害の様子が
本当にいま現実に起こっていることなのか?
全く信じられませんでした。

停電のため、家の中がとても寒かったので
19時頃には寝ることにしました。

またいつ大きな地震が起こるかわからないので
家族全員、服はそのままです。
すぐに逃げられるように、防寒着を近くに置いて
ラジオはつけっぱなしです。

私はとにかくツイッターを頼りに
情報を集め、役立ちそうなものはRTしました。

もしかしたら、朝起きたら夢だったんじゃないか?
と思いながら眠りにつきました。

仙台の働く女性の幸せライフナビゲーター南部まゆりです。

地震から1週間が経ちました。
少しずつ復旧のきざしを感じるようになってきました。

ネット接続が不安定ですが、
覚えていることは記録しておこうと思います。

地震直後の続きです。

揺れが少なくなってきたところに
雪がちらついてきました。

会社の周辺を見てみると、信号は停止。
水道管が壊れているのか、あちこちで水が噴き出しています。

あまりにも寒いので、会社近くに停めている
自分の車を取りに行きました。
駐車場へ向かう途中にセブンイレブンがあるのですが
まっ暗な中で営業を続けています。
ひとりずつお店の中に入れて
停電のため、手作業で会計している模様です。
これにはびっくり!!

車に乗り込んで、まずは携帯電話を車載充電器で充電。
そして、ラジオを点けました。
津波に注意という放送が繰り返し流れています。

そこから会社の駐車場へ戻り、しばらく待機していました。
外出していた営業担当さんが続々と戻って来ます。

郵便局へ出かけていた人の話では
郵便局の駐車場へ車を入れたところで地震発生。
郵便局の窓ガラスが次々と割れて
建物が崩れたとの事でした。

つい数分前までいつもと変わらない日常だったのに
一瞬で状況がこんなにも変わるのかと驚きました。

地震からしばらく経って、揺れがおさまってきたので
まずは自宅へ帰ることにしました。

16時頃だったでしょうか?
ラジオを通じて信じられない放送が入りました。

仙台空港の滑走路に津波が押し寄せているというのです!!
仙台空港は確かに海側にありますが
海からすぐの場所というわけではありません。
そこまで津波が押し寄せているってどういうこと?
と思いましたがラジオなので状況がわかりません。

不安なまま、会社を後にして自宅へ向かいました。

仙台の働く女性の幸せライフナビゲーター南部まゆりです。

今日の仙台の気温はマイナス。
灯油節約で、ストーブをあまり使えないので
かなり冷え込んでいます。

地震後6日目でやっと、やっと水が出ました。
助かった~~!!


暗くなってから水が出ることに気付き、
我が家では、地震後の無事を確認した以上の大騒ぎでした音譜

一度水が出ても、また断水したという話を聞いていた為
家族総出で家にある容器に水を溜めまくりましたグー

ひと晩かけて、タンクにお湯が沸いたので
7日目でお風呂に入ることが出来ましたラブラブ!
地震後は、あたたかいごはん、あたたかいお風呂、清潔なトイレが
一番の願いだったので、なんとか達成できてうれしいです。

いままで水と食料に意識が行っていたからか
全く気付かなかったのですが、6日目で初めて
家の中のものがいくつか落ちていることに気付きました。
冷静なつもりでいたけれども
けっこう気が動転していたのでしょうか・・・。

自分の家にいてもこんなにたいへんなのに、
まだまだ避難所では、食べ物もなくて
寒い夜を過ごされている方がいらっしゃいます。
早くあたたかいごはん、あたたかいお風呂、清潔なトイレが
実現して欲しいと願うばかりです。

仙台の働く女性の幸せライフナビゲーター南部まゆりです。

電気が復活したので、書けるうちに
地震の様子を残しておきたいと思います。

地震の日は、仙台市内の派遣先で事故対応の仕事をしていました。
取引先との電話中、ぐらぐらと揺れだし、
「あ、地震だ・・・」と言っているうちに
激しい揺れが来ました!
取引先の相手が「かけ直します」と言うので
電話を切って、その後は無我夢中。

隣の席に人が、机の下にもぐったので
私もとにかく机の下にもぐりました。

まるで大荒れで航海中の船に乗っているように
激しい揺れを感じました。

あちこちで物が割れる音がして、
電気が点いたり消えたりして
まるで映画のワンシーンのようでしたあせる

なかなか揺れがおさまらず
隣の机の中から「まだ続くの?」
という叫び声が聞こえました。
私は必死に、バックから携帯電話を取り出して、
揺れながら夫に「大丈夫?」のメールを出しました。

しばらくして揺れがおさまったところで、
上司の指示で、ヘルメットと防寒着を持って外へ脱出。

脱出後も、余震でぐらぐら揺れ続けています。
半分酔い気味で、会社の駐車場でしばらく待機。
会社内を見ると、パソコンはぐちゃぐちゃ
机はぐちゃぐちゃであらゆるものが倒れていました。
記念に写真を撮る?と冗談を言ってみるものの、
あまりにもすごい状態で、写真を撮るのも怖いぐらいです。
結局現実を受け入れられず、写真は撮れませんでした。
周囲は停電しているし、どうしたら良いか全くわかりません。

近くでラジオを点けてくれた車がありましたが
多分気が動転していたので、
そこからしばらく覚えていませんあせる
必死でツイッターに書き込みしました。
確認できる範囲では、友人たちは無事ニコニコ

電話やメールは繋がりません。
災害伝言ダイヤルもなかなかかかりません。
mixiもつながりません。
ツイッターだけは、刻々と情報が入ります。
ツイッターすごい!!

災害用にメールと電話以外の
連絡手段が複数あると安心だと思います。

(津波の被害に遭われた地域は
 どの連絡手段も難しかったようですがしょぼん

家族は・・・と思ったところに、
本当に偶然、私の会社の近くで仕事をしていた夫が
会社にかけつけてくれました。

子供たちの安否はわかりませんが、
小学校に行っているはずなので、
避難訓練をしているハズだし、
地盤が固い場所なので、多分大丈夫だろうと思い
しばらく揺れがおさまるのを待ちました。

長くなったので、その後はまた改めて書きたいと思います。
応援いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

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