2015年一番最初に読んだ最高の本です。





はあちゅうさんのブログですごく良い本と紹介されていて、あっという間に読破しました。




著者の山川さんは、元フジテレビアナウンサーのお父さんが会社を辞め、ワゴンの旅に出たため、ワゴンで育つという、当時は珍しい環境で育った方。



オリジナルのウエディングをプロデュースして、ウエディング業界に革命を起こしました。




入籍しても、いろいろな理由で結婚式を挙げない人が多いかもしれません。



結婚式にかかる費用が高いということもありますが、やりたい結婚式が挙げられないという人も多いのではないでしょうか?



山川さんの会社では、こだわったオーダーメイドのウエディングをプロデュース。



ひと組、ひと組に合わせた、驚きのウエディングを行っています。




この本を読んで、自分らしく仕事をするってこういうことなのか。



会社に入ってキャリアを積みあげるだけではない生き方があるんだと知りました。



私ももっと、自分に素直に生きていきたい。



みためのキャリアや立場や名誉のためではなく、自分のやりたい仕事をやって、社会に貢献していきたい。



お金をもらうだけの仕事ではなく、世の中に新しい価値を生み出す仕事をしていきたい。



他の誰でもない「自分」の人生を生きたい人。



自分と向き合って、心からやりたいことをやり、人の役にも立ちたい人。



そんな人は、ぜひ読んで欲しい1冊です。



刺さったセンテンスはこちらかから。



「この人生も悪くない」と折り合いをつけて生きる選択も私にはあった。
それでも私はウユニの光景を見たときと同じように、「もっとこう生きられるはず」と いう、かすかな願いから、自分の人生をあきらめることができなかった


社会人生活五年間で手にした、キャリアやスキルという「大切そうに見えたもの」。
これらを守る人生ではなく、まっすぐに自分の道を生きよう、自由にオープンに心のままに、他の誰でもない私の人生をまっすぐに。
そう思えた日から、人生の景色は一気に変わった


何ができるとかできないとか、過去何をしてきたとかではなく、その時を共有するだけで与えられるものがあり、伝えられるものがあるのだと、心から信じることができた


バックパック一つで毎日を生活していると、何かを捨てるほどに軽くなり動きやすくなって、何かを得るほどに重くて動きづらくなるという、当たり前のことに気づく。
何かを手にしたら、何かを捨てないといけない。
いつか必要になるものは、そのいつかのときに手に入れたらいい


会社という他人が決めた価値観の中で、自分が一番求めていたものではないものを手にして、それを手放せずに、人生の優先順位が変わっていくことを、私は初めて怖いと思った


がんばり続けることで、いつかみんなが自分を認めてくれる日が来ると信じて前を見ていた。
誰に認められたら私は楽になれるのだろうともがきながら、それでも前に進むしかなかった。
どんなに苦しくても、みんなが褒めてくれるこの笑顔が消えたら、私の価値は本当になくなってしまう気がして、この笑顔だけは消すまいと、歯を食いしばって笑って生きてきた。
本当はとても弱くて、でもそれを口に出したら積み重ねたすべての努力が崩れてしまう気がして、悩みのない顔をして、笑って、人より努力をして、成果を出すこと、それが私の生きる術だと信じてきた


別れて前に進むから、次にまた出会いがある


人は、もっと自分らしく、もっと人とオープンにつながり、自分の心に耳を傾ける生き方ができるはずだ。


 「素直に生きる。人とつながる。心の声を聞く」。
そう生きた先に、モノでは埋められなかった幸せが、ひょっこり現れると私は思う


 「世の中の多くの人たちは、挑戦すること、夢を持つこと、自分らしく生きることを求めていて、同時に、できないと思っている人がとても多い」ということを感じたのだった


世の中には、うまくいく可能性のあるビジネスがあふれている。
中には、ビジネスとしては優れているけど、それがどうこの社会や世界を良くするかわからない仕事や、自分がやる理由がない仕事もたくさんある。
一度しかない自分の人生なのに、心に折り合いをつけて、自分を説き伏せてまで、目先の仕事をする必要はない。
大してやりたくない仕事をやるのは、自分の可能性を捨てるということかもしれない


私たちは少しの勇気と、運と決意と、そして意志を持っていれば、いつでも自分たちが望む場所へとたどり着く


私たち人間は経済活動を優先して、この地球を傷つけて、持続性のない目先のお金のために多くのもの犠牲にしてきた。
エゴのために「もっともっと」と物を所有すること、自分の人生を、お金やキャリアのためだけに捧げること、そのすべてを地球は喜んではいないはず


今回のウェディングは仕事として成り立ったかというと、成り立っていない
人件費を考えればもちろんマイナスだし、調達の手数料を考えるだけでもマイナスかもしれない。
でも私たちには関係なかった。
とにかくこだわったのは、一つひとつのウェディングをビジネスと捉えるのではなく、未来に残す自分たちの代表作品として向き合うことだった


できるかできないかの議論ではなく、「どうやったらできるのか」だけを考え続けた


「なぜそんなにビジネスが順調にいっているの? 秘訣は何?」と聞かれたりする。
私はそれに、自信を持って毎回一言で答える。
それは、「これはビジネスではないから」と。これはビジネスではなく、自分の人生そのものだ。


理想の自分で、理想の事業に挑戦しているその世界に、「できない」ということはない。
そこに一パーセントでもあるかすかな可能性と向き合い、「どうやったらできるのか」という希望に焦点を当てて、私たちは幸せを感じながら、毎日世界を変えるレベルを目指して挑んでいる。
その生きるレベル、目指すレベルが他と圧倒的に違うことこそが、いつも聞かれる問いの答えでいえば、事業がうまくいっている理由だろう


稼ぐためだけのビジネスは、もう世の中に必要ない。
「社会構造を根本から変える、本当に必要な一握りの事業をしよう。
より本質的に、より美しく、よりユニークに」


じつは人生には「失うものは何もない」ということに気づいたのだ。
失うことを恐れて、挑戦できないことは人生を失うこと、それ以外に失うものは人生には存在しないということに私は気づいているのだ。
失うものが仮にあったとしても、挑戦できずに人生を失うよりも、大きなことであるはずがない